三菱自動車の新型デリカ:D5を新車で購入してから、早くも1年半が経過。
キャンプや車中泊などにもそれなりに使い込み、18,000kmほど走行しました。
これからデリカD:5の購入を考えている方に向けて、デリカのオーナー目線でのレビューをブログにまとめておきます。
デリカが欲しい貴方、もし見ているなら最初に結論を言っておきますけど、
デリカ最高。迷ってるなら、買え。
それでは行ってみましょう!
私のデリカD:5の使い方
キャンプや車中泊といった趣味から通勤まで、何にでも使っています。
使用頻度はほぼ毎日といって差し支えないでしょう。
冗談抜きで、私はここ数年、公共交通機関をほぼ利用していません。(年に3回以下)
ほとんどの移動をデリカで行っているので、「デリカでの移動」と「運動不足」が日課といっても過言ではないでしょう。
走行距離は大したことないですが、“年間使用日数”でいうと、全国ランキング上位を目指せるのではないかと思っています。(?)
私が良く開けるドアランキングで例えるなら、
1位:家のトイレのドア
2位:家の玄関のドア
3位:デリカのドア
つまり、子供の部屋に入るよりデリカに乗り込む回数の方が…(血走った目)
三菱デリカD:5の基本事項
デリカD:5自体は2007年にデビューし、2019年にビッグマイナーチェンジが行われて現行の顔(ダイナミックシールド)になりました。
現行のデリカD5は、以前の顔と区別のために新型デリカと呼ばれたりもしますが、「完全な新型=フルモデルチェンジ」ではなく、あくまで「マイナーチェンジ」となります。
つまり、デビューから15年以上たってもフルモデルチェンジは行われておりません。
ただし、2019年のビッグマイナーチェンジでは、見た目を変えただけではなく、エンジンの大半を改良した上に、6速ATを8速AT、先進安全装備等の追加など、かなり大規模な変更・改良が行われています。
内装も以前のモデルより上質な雰囲気となり、静粛性もアップしました。
この項目では、普段使う上で誰でも他車と比較するような基本的な部分のみレビューしていきます。
大きさ、取り回し
とりあえず、大事なのは大きさでしょうか。
駐車場などの物理的な問題もありますし、自動車は買ってからどこに置くか考えるようなものではないですよね。(たぶん)
車幅1795mm 全長4800mm 全高1875mm 最小回転半径5.6m
車にそれほど興味がなければ、数字を見てもピンと来ないかもしれません。
そんな人は、段ボールを実寸大に敷き詰めてみると良いですよ。
簡単に言うと、ノア・ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンなどのミドルクラスミニバン(車幅1750mm弱)と、アルファードのようなラージクラスミニバン(車幅1850mm)の中間くらいのサイズです。
最小回転半径は5.6mというのは、トヨタのノアで5.5mなので、サイズからするとごく普通といったところ。
最近の自動車は、海外でも展開していることが多く、新型車の車幅は1800mm超えも普通になってきましたので、1800mm未満を維持しているデリカは、ちょうど良く大きめなのかなと思います。
室内空間は、ミニバンなので十分に広いですが、ミニバンの中で比較すると、特別広い方というわけではない感じです。
私は、セレナ(車幅1735mm、ほぼ5ナンバーサイズ)から乗り換えましたが、車が大きくなって運転しにくいとか、内輪差が気になると感じたことはありません。
デリカで曲がりにくいと思う狭い道では、軽やコンパクトカーじゃない限り、同様に曲がりにくく感じるんじゃないかなと思います。
元々、全長が短めの車に乗っている方は、長さの方が気になるかもしれませんが、デリカの全長はあくまで一般車のレベル内なので、駐車場で困るとかもありません。
私としては「なんとなくイメージしてたサイズ」よりスリムだなという感想です。
普通に運転する分には、大きさを気にすることはほぼないかと思います。
唯一、ミニバンなので全高は高めです。
高さ制限が低めの駐車場等では注意が必要かもしれません。
燃費
大きさの次に気になる項目の1つが燃費。
燃費気にしてデリカなんて選ばないよ!という意見もあるかと思いますが、良いに越したことはないですよね?
実際、デリカの燃費がどれくらいか?
私の経験上、真夏にクーラー使って下道の通勤利用のみの場合で、リッター10kmを下回るかどうかくらいです。
高速や郊外では、燃費が一気に伸びやすく、初の車中泊で大阪から福井まで遠出した際はメーター読みでリッター16Kmくらい。
ほぼ通勤利用でも、週末にちょっと郊外へ出たり、少し高速に乗ったりすると、すぐに12km/Lくらいまで伸びます。
ちなみに、メーターに出る平均燃費は、実燃費より1kmほど高く出る感じがしますね。(純正タイヤ装着)
注意点として、私のデリカは純正タイヤのままですが、ルーフキャリア、リアラダー、リアガードバーを取り付けているので、ノーマル状態より絶対に燃費が悪い状態です。(つけてから0.5kmくらいは落ちているような感じがします)
そして、リッター10kmといっても、デリカの燃料は軽油。
軽油はレギュラーガソリンより15%ほど安いです。
(2022/11/2時点 レギュラー156.6円/軽油132.4円)
燃料コストを考える場合には、デリカの燃費に15%ほど上乗せした値で、レギュラーガソリン車の燃費と比較してあげてください。
ちなみに、カタログ記載のWLTCモード(より実燃費に近い値が出やすい計測方法)の燃費と実際の燃費イメージを比較してみました。
走行モード | カタログ燃費 | 実燃費(経験上) | モード説明 |
WLTCモード | 12.6km/L | 11.5km/L | 各モードの平均。国際的な試験法 |
市街地 | 10.1km/L | 9.9km/L | 信号や渋滞等の影響を受ける低速状況を想定。 |
郊外 | 12.6km/L | 12km/L~ | 信号や渋滞等の影響を受けにくい状況を想定。 |
高速道路 | 14.1km/L | 14km/L~ | 高速道路での走行を想定。 |
高速道路はメーター表示だと16km/Lくらいは簡単に超えるので、逆に控えめな気もしますね。
やはり三菱と言えば燃費偽装もn
先進安全性能
昨今の車には、安全運転をサポートする機能について耳にする機会が多くなってきました。
家族を乗せる車ですし、事故のリスクを下げられる機能がついた先進の車が良いに決まっています。
せっかくの車の買い替えタイミング、あえて先進安全性能が低い車を購入するのは少し気が引けますよね?
…ん?
CMでもデリカはアウトドア感しかアピールしてないけど…
もしかして…
とか思った、貴方!安心してください。
ビッグマイナーチェンジされた現行のデリカD:5には、三菱自動車の予防安全技術「e-Assist」が備わっています。
車両や歩行者にぶつかりそうになった場合、警告やブレーキを自動で制御してくれます。
アクセルの踏み間違いによる衝突被害を軽減してくれます。
※2019年末の年次改良以降で追加。
車線からはみ出した場合に警報でお知らせしてくれます。
※警報のみで、自動でハンドルを微調整する機能はありません。
全車速対応の先行車追従機能です。
完全停止からの追従再開は、アクセルかステアリングのボタンで行います。
※自動で車線を維持するレーンキープアシストはありません。
死角になりやすい斜め後方の車両接近などを、サイドミラーに表示。
車線変更しようとウインカーを出すと警告してくれます。
※一部グレードにオプションで装着可能
バックの際に、車両の接近を知らせてくれます。
※一部グレードにオプションで装着可能
まあ、実際のところ、先進安全性能については、時代の最先端というわけではないかもしれません。
そもそも、普通に運転していると、車線から少し外れたときの警告音や、衝突被害軽減ブレーキの警告音くらいまでしか体験はしたことがありません。
それでも、保険と一緒で「無いよりあった方が良い」わけで、ちょっとでもついているだけ良かったなと思います。
レーダークルーズについては、「良いところ」「悪いところ」で少し触れます。
良いところ
それでは、デリカD5を選んで良かったと感じている点をひたすら羅列していきます。
ミニバンである
当たり前ですが、スライドドアのミニバンの良い部分はほぼ全てを兼ね備えています。
ミニバンを2台乗り継いだ私が思う、ミニバンであることのメリット。
・スライドドアなので後列の子供が他車へドアパンチする心配がほぼない
・家族全員+αの人間を乗せられる(祖父母や別家族との同時移動が可能)
・車内での子供の世話が楽(おむつ替えや、想定外の着替え等)
・出先での休憩や仮眠も快適(フルフラット可能で天井が高い)
・大人6人での長距離移動も現実的(各列2人利用ならかなり広い)
ミニバンの居住性や積載力は非常に優秀で、あって困ることがないです。
家族での移動や荷物が多くなりがちな子育て世帯などには鉄板なわけです。
とくにかくミニバンに乗ってしまうと、他のジャンルの車は全て狭く感じます。
「子育て終わったらミニバンから降りた~い」みたいなお父様方の話を(ネット上で)よく聞きますけど、私の場合、子供がいない時からミニバンでキャンプや車中泊していたので、永久にミニバンから降りることは出来ないかもしれません…
ですが、「一般的なミニバン」の良さというのはこれくらいだと思います。
各社のミニバンで、シートアレンジや装備等の違いはありますが、それらは「ミニバンというカテゴリ内での些細な違い」に過ぎません。
どれを選んでも、ミニバンであることの根本的なメリットは体感できるはずです。
ミニバンなのに走破性が高い
デリカといえば、「ミニバンとは思えない走破性」的なキーワードを良く見かけます。
CMのイメージ等もあり、世間的にもなんとなくオフロードをいけるイメージはお持ちかと思いますが、デリカの「走破性」について、私のような素人でも分かりやすかった点をかいつまんで紹介します。
ミニバンなのに45度の坂を登ることが可能
SUVでもほとんどが限界値を公にしていない中、デリカD:5の場合、メーカーが公式に45度の坂道を上る体験会を実施しています。
このことからも、デリカの登坂能力は並みのSUVを超えていると言って過言ではないかと思います。
単に登れるからスゴイという事以外に、ミニバンなのにこの角度で車を動かしてもオイル類や燃料に問題が起きないよう作ってあるという根本的な構造にも注目ですね。
いちユーザーが限界を試して「メーカーは推奨していませんが意外と登れました」というのとは全くの別物で、登る気マンマンで設計しているということです。
更に、30度の坂の途中で止まっても再発進が可能。
坂道発進能力もずば抜けているということになります。
ちなみに、「45度」というのは「100%勾配」(100m進むと100m登る角度)となります。
日本一の急勾配「暗峠(くらがりとうげ)」では30%を超える勾配があるとのことですが、これでも17度以下になるそうです。
ミニバンなのに横転角度は45度
背の高いミニバンなのですぐにひっくり返りそうなイメージですが、車の片側が乗り上げた状況でも45度まで耐えられるそうです。
駐車場が急斜面でも縦列駐車できるということですね。あり得ませんが。
ミニバンなのにボディ剛性が高い
車内空間が広く、開口部が多いスライドドアのミニバンですが、デリカ独自のリブボーンフレームでガッチリ補強されています。
そのおかげで、タイヤの対角が浮くほど車体を捻じる力が加わっても、普通にスライドドアを開けられるくらいにボディが歪みません。
その代わり、少し室内が狭くなっておりますが、「これがリブボーンフレームか」と思うようにしましょう。
ミニバンなのにパリダカ完走している
昔、三菱自動車のパジェロを世界で有名にした、世界で最も過酷なレースと言われるパリ・ダカールラリー。
前期モデルのデリカD:5は、パジェロのサポートカーとして砂漠や凸凹路面を含む8000kmのコースを完走しているそうです。
走破性が高いことのメリット
「日本の道路でここまで走破性がいるんかい」「どんなオフロード走るんじゃい」みたいな話にもなりがちなのですが、一般的な道を走るにしても走破性は高いに越したことはないと思います。
開発側のインタビュー等でも同じようなことを言ってたりしますが、限界性能が高いほど、安全マージンが多くなり、一般道しか使わない場合でも、オフロードを走れるくらい性能が高いという恩恵を十分受けられるということになります。
私が経験した中では、「高速道路等で強風にあおられた時」、「とんでもない豪雨時の走行」、「冠水気味の道路を通過する時」などで以前乗っていたセレナ(2WD)より安定感を感じました。
(雪道について、私の住む大阪では雪が積もることはほぼ無いですし、デリカだから行けた!みたいなとんでもない雪道の走行経験はないので割愛…)
限界性能の高さは、普通じゃないシチュエーションでこそ恩恵を感じることが出来るものですが、いざという時の安心感や心の余裕にも繋がるかなと思います。
もちろん、過信するのは禁物なわけですが…
「走破性気にするなら四駆のSUVで良いじゃない」と言われそうですが、デリカを候補にいれているということは「ミニバンの方が良い」「むしろミニバンじゃないと駄目」な理由があるはずです。
例えば、私がSUVを選択肢に入れなかった理由は下記のような物となります。
・キャンプでの積載を考えると、SUVでは荷物が入りきらない。
→コンパクトな道具は、組み立てとか片付けが面倒(ヘリノックスのチェア等)だったり、値段が高かったり(ダウンシュラフ等)します。
・車中泊がほぼ不可能となる。(ミニバンでも4人は限界超え気味だが…)
・ミニバンの居住性を知ったら、狭い車に戻れない…
・ミニバンのデザインに抵抗がない上に、SUVのデザインに特別惹かれているわけでもない
運転で疲れにくい
比較対象は、以前乗っていた日産セレナ ハイウェイスター(C26)になります。
購入当時はミニバン売り上げNo.1と宣伝されてた「ザ・ミニバン」です。
(当時はノアとヴォクシーが別々に集計されてたから勝ってただけな気がしますが…)
そんなセレナと比較すると、長距離運転時の疲労具合は全然違います。
セレナなら連続3時間の運転で疲労感を感じていたところが、デリカなら4時間以上いけるようになった感じです。
色々な要因の積み重ねかとは思いますが、以前より良い方向に働いてそうな点を挙げてみます。
目線が高くなった
デリカD5は悪路走破性を高めるため、車高が高くなっています。
ミニバンでありながらSUV並みの最低地上高(185mm)となっています。
普通のミニバンと乗り比べればすぐに感じると思うのですが、車高が高い分、運転手の目線が高くなります。
目線が高いと、遠くが良く見えて運転がしやすくなり、疲労も減っているように思います。
ただし、下側の死角が増えるとか、乗り込み位置が高いというデメリットもあります。
足回りのがっしり感
デリカD5は、かなりがっしり(のっしり?)とした安定感のある走りです。
大げさに言うと、背の高いミニバンなのに地面にへばりついているような…(速いという意味ではない)
対して、前車セレナは、柔らかめというか、フワフワした乗り心地でした。
個人的には、その乗り心地を悪いとは感じていませんでしたが、デリカのがっしり感とは程遠い感じです。
おそらく、デリカD:5の走行性能に対する作りこみや車として目指している方向性は、一般的なミニバンとは別物なのだと思います。
硬めのシート
シートは芯の部分がかなり硬めな感じで、体をしっかりと支えてくれます。
椅子の硬さ等は合う合わないがあるかもしれませんが、デリカのシートの硬さは姿勢よく運転しやすく、疲労が溜まりにくいように思います。
私は4時間座り続けて運転しても平気です。
ちなみに、運転席をパワーシートにすると座面の角度が変えられるので、よりベストなポジションに出来ます。
クルーズコントロール
レーンキープはしてくれませんが、全車速追従で、十分実用できるレベルです。
昨今言われてる自動運転とか手放し運転が出来るようなものではないですが、高速などを利用する際の疲労軽減には効果ありだと思います。
デリカが好きすぎる
これ言ったら終わるかもしれないんですけど、デリカに乗っていること自体が楽しいので、疲れを感じにくいってのもあるような気がします。
すれ違うデリカのカスタム具合を見たり、並走したり、後ろを走ったりするのも面白いです。
まれに化け物じみたリフトアップデリカが通り過ぎたり…
前車のセレナは良く売れていたので、そこら中を走っているんですが、デリカのようにすれ違う楽しみみたいなのはあまりなかったですね。
普段はたまにすれ違うくらいなのに、遠出したらデリカいっぱいいる。
ディーゼルターボエンジン
世界的に電気自動車を進めていくような雰囲気があり、三菱自動車も新型のディーゼルエンジンの開発は行わない(既存品の改良等は行う?)というようなニュースもありました。
そんなディーゼルエンジンを搭載した唯一のミニバン。
外から聞くとカラカラとトラックのようなエンジン音ですが、室内に入ってドアを閉じれば、程よいディーゼル音に様変わりします。
勿論無音ではありませんが、イメージよりずっと静かで驚くと思います。
ディーゼル特有のトルクがあり、軽く踏んでるだけなのに坂道をモリモリ登っていく感じは頼もしいの一言。
電気自動車のような上品さはありませんが、趣味性が高く、デリカの世界観にマッチしていると思います。
カスタムパーツが豊富
デリカD5は、メーカーのグレード構成が単純で、ほとんど迷う要素がありません。
販売台数も少なく、コスト的な面からもシンプルな方が効率的なんでしょう。
(執筆中)デリカD5グレードの選び方
その代わりといっては何ですが、サードパーティーから多数のカスタムパーツが販売されています。
オフロードカスタムや、キャンプ仕様、車中泊仕様など、オーナーの趣味や用途に合わせて自分仕様のデリカを作ることが可能です。
パーツの中には、旧型・新型共通で使用できるものがあったりして、モデルチェンジの少なさが逆にプラスになっている一面もあります。
先進安全性能
新型デリカD5はサポカーSワイドの対象車です。
サポカーとは、国が推奨する自動車用の安全性ランクみたいなもので、サポカーより優秀なサポカー「S」の中でも、一番機能が充実している「ワイド」という意味です。
個人的には、先進安全装備がない車種をあえて新車で買うとなると、どんなに欲しい車種でも少しは迷いが生じていたと思います。
自動車はちょっとしたミスから人の命を奪う可能性もあるような乗り物ですから、安全性能は軽視できません。
三菱自動車がビッグマイナーチェンジのタイミングで、このような先進安全性をしっかりと備えてくれたことは良かったなと思います。
つまり、デリカである
色々書いといてなんですが、結局こういうことなのです。
「デリカである」ということ自体が個性であり、「デリカらしさ」自体がメリットなのです。
常に競合車種不在といわれ、デリカは代々乗り継ぐ人が多いと見聞きしますが、実際に所有してみると良く分かります。
とりあえず、デリカがあれば、移動や荷物の運搬にはほぼ困らないと思って良いんじゃないかと。
駐車場に戻ってくると、隣にカスタムデリカが停まっている
悪いところ
デリカの悪いところは、「デリカだから仕方ないよね」で済ませたいところですが、公平性を担保するため一応書いておきます。
値段が普通に高い
車両本体価格は普通に高いです。
新車の値上がりについて、日本が貧乏になったとか何とか言われることも多いですが、庶民の感覚からするともはや高級車の部類でしょう。
四駆のディーゼルのみなので、高くなるのは分かりますが、乗り出しでほぼ500万円に近いと思った方が良いです。
その分の満足感はあるんですけど、気軽に決断できる価格ではないと思います。
その分の満足感はあるんですけどねッッ!!!!(2回言いました)
私は、乗り潰すつもりですが…
後輪が見えにくい
こちらは、車高の高さとサイドミラーのバランスが悪いのか、前進する際にちょうど良くサイドミラーを合わせると、左後輪が見えません。
乗り換えた直後は、バックする際にとても気になりました。
ミラーは大きいのに、後輪が映りそうな場所が欠けた形なんですよね…
他車では、バックの時にミラーの角度が下がるようなオプション等もあるので、そういうのは用意して欲しかったですね。
すぐに慣れますけどねッッ!!!!
一部安全機能にグレード縛りがある
「後側方車両検知警報システム」と「後退時車両検知警報システム」は、G-Power PackageかPグレードにしかつけられません。(2022年11月現在)
私は、電動リアゲートが不要だったため、Gグレードを選んだのでつけることが出来ませんでした…
安全にかかわる部分には変な縛りは設けないでほしかったですね。
まぁ、グレード上げれば良いだけなんですけどねッッ!!!!
たまに設計の古さを感じる
新型デリカD5ですが、あくまでビッグマイナーチェンジ。
内装では、旧型の良くないところを引き継いでいる部分がいくつかあります。
3列目がデカくて重い問題
子供に触らせるのは危険です。
支えきれずにケガする可能性あります。(子供もしくはデリカが)
畳んでいるときもボリュームがありすぎて邪魔です。
その代わり、シートが厚く、3列目としては座り心地は良いんですけどねッッ!!!!
Aピラーが邪魔すぎ問題
基本的な設計の古さによるものかもしれませんが、Aピラーが凄く邪魔です。
右折の際は、普通の車より意識して覗きこまなければ見えにくい場合があります。
目視が捗るので良いんですけどねッッ!!!!
センターコンソールが微妙すぎ問題
使い勝手が良くないのに、旧型と同じままのセンターコンソール。
コストカットなのか何なのか…
こいつだけは、かばいようがありませんけどねッッ!!!!
寒冷地で軽油が凍る
これまでディーゼル車に乗ってこなかったので、知らなかったんですけど、寒すぎると軽油は凍結するらしいです。
寒い地域の軽油(凍結しにくい成分らしい)を給油するとか、凍結防止剤を入れるなど、対策の仕方自体は簡単で単純です。
ただ、普段雪など降らない温暖な地域に住んでいると、寒冷地へ出かけるたびに気温のことを意識しないといけないのが面倒ですよね。
これは軽油の駄目な点で、デリカは悪くないんですけどねッッ!!!!
クルーズコントロールが完璧ではない
現状のクルーズコントロールでも十分運転は楽になっています。
しかし、前方の車がいなくなったりすると、結構な急加速を行ったりする点や、レーンキープへの介入がない等、最新のミニバンと比較して少し劣る部分があることは否めません。
それを補うくらいの走破性があるけどねッッ!!!!
まとめ
ここまで色々書いて、改めて思ったんですが…
デリカの良いところは、デリカであることなんですよね。
ほんと、デリカに乗ったら分かると思います。
デリカらしさといわれる部分がこの車に乗るメリットであり、アウトドアや車中泊等の趣味があれば、その恩恵を大きく受けられることは間違いなしです。
つまり、こういうことです。
デリカ最高。迷ってるなら、買え。
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