長年使っているスチールベルトクーラーのいまさらレビュー

スチールベルトクーラーのレビュー記事タイトル
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結論から言うと、見た目が好きなら買い。
保冷力を求めるならもっとオシャレで高いやつか、機能性に特化した釣り用とかがオススメ。

そう言いながら、飽き性のボクがこのクーラーを愛し続けられる訳をご紹介。

ボクのスチベルちゃんをご紹介

スチールベルトクーラーのステンレスとレッドを並べた様子

2011年の初キャンプで使用した時の写真。懐かしい…ちなみに、ステンレスモデルは友人のもの。

シャイなので真っ赤ですが、普段はクールなシルバーです。(嘘)

そのお値段やいかに

正直、そこまで冷えない割にめちゃ高いです。
というか、めちゃ高い割にそこまで冷えないです。

↑ 同じようで違う意味です。

ちなみに、私が買ったのは税込21,999円。(2011年に購入)

まんぷくスライム
まんぷくスライム
えっ、こんなに高かったっけ…

と、正直思いましたね…

当時、仕事の関係でそれなりに安く入手出来たという記憶があったので、余裕ぶっこいてたんです。
ちゃんと調べてみるとこの価格だったようで、普通にネットで買うのと大差ないじゃない…

そのサイズやいかに

スチールベルトクーラーと2Lペットボトルの比較

ふつーにデカいです。

サイズ:約60*42*41cm
容量:54QT(約51ℓ)
重量:約7.5kg

日本人のファミキャン1泊2日なら、余裕でしょう。
我が家の場合は、2泊でも問題ないくらいの容量です。

というか、入れすぎると重たくなるので、飲み物の一部は分けてます。

そこそこの大きさのコンテナボックスくらいあるので、これがあるかないかで積載時のゆとりがだいぶ違ってきます。
(食材が少なく、スチベルを持っていかない時などは車内がスカスカに感じます)

でも、内容量と外寸のバランスでいうと悪くないと思います。

なぜなら冷えないから…じゃなくて、断熱材が薄いから。
つまり、冷えないから。

まんぷくスライム
まんぷくスライム
あれ?全然褒めてない?

YETIのように断熱材が分厚いものは、内容量の割に重たくて大きくなりますから…
どちらを選ぶかですよね。

保冷力やいかに

勘の良い人も悪い人も察しているかもしれませんが、保冷力は微妙です。

適当に保冷剤入れたくらいでは、翌日ぬるくなってます。
冷たさを翌日までキープするなら、ペットボトルで氷作る覚悟は必要です。
(そこまでやれば、一応大丈夫とも言えます。)

スチールベルトクーラーの中にソフトクーラーをイン

保冷力を強化したいなら、ソフトクーラーボックスをインナーとして使用するなどの方法も定番です。

良いように言うと、使う側に工夫の余地が残っています。

スチベルパイセンの武勇伝

ご存じの方もいるかと思いますが、コールマンのスチールベルトクーラーが語り継がれることになった伝説があります。

「事故で炎上した車の中から見つかったクーラーボックスを
開けると、凍ったままのエビが入っていた」という話です。

私がスチールベルトクーラーを購入する前に穴が開くほど見ていたコールマンの総合カタログにトリビア的に載っていました。

↓ 初めて知った時の私の反応

まんぷくスライム
まんぷくスライム
さ…最強やん…!

ちなみに、この話を鵜呑みにすると、

「伝説の保冷力…どこいったん…?」

ってなります。

スチベルの良いところ

カッコいい。

スチベルの魅力はこれにつきます。

ちょっとレトロでアメリカン雑貨のような見た目が最高です。
スチベル擁護派の皆さんは口を揃えて言ってるとおもうので、200万回は聞いたよって人もいるかと思います。

むしろ、「見た目は気に入ってないけど、これからもずっとスチベルを使うよ」って人は、どこに魅力を感じているんでしょうか?

教えてください、逆に。

2リットルペットボトルが立つ

我が家はファミキャンしかいきませんので、2Lペットボトルは必須です。
凍らせて保冷剤としても使用しますし、2Lペットボトルが縦に入れられないと使い勝手が悪いです。

これ、大き目のハードクーラーなら当たり前のことのように思ってしますが、YETI系クーラーだと、見た目的に入りそうでも、実は内寸が足りなかったりするので注意が必要です。

クーラーボックスは保冷力より内寸です、内寸。

…言いすぎました。

保冷力と内寸のバランスが大事だと思います。

情報が多い

スチベルにはもはや定番ともいえる改造がいくつかあります。
先輩ユーザー達の知恵の賜物ですが、この情報量こそ、スチールベルトクーラーが如何に愛されているかのバロメーターだと思います。

いずれも、スチベルの保冷力をアップしたり、使い勝手を向上するものです。

ちなみにいくつかは試しているので、感想なども。

蓋の周りにパッキン追加

密閉力をアップし、冷気の漏れを軽減するというもの。
これは、購入して早々にやりました。

…が、数年たつとパッキンの厚みで、蓋のロックが勝手に外れるようになってきます。(私は途中で外しました)
やるなら、金属ラッチ化と併用するのがオススメ。

内蓋自作

クーラーボックスを開けても、内蓋があるので冷気が逃げにくいというもの。
これも、購入後すぐに作成はしたものの、毎回邪魔なので使わなくなりました…
理論的に効果はありそうなんですけど、これならソフトクーラーをINする方が良さげです。

金属ラッチ化(オススメ)

これについては、メリットしかありません。
少し面倒そうなので、進んでやってはいなかったのですが、ロック部分が破損したため仕方なく…
いざ、やってみると、とても良かったです。

ソフトクーラーをIN(オススメ)

ソフトクーラーや、銀マットなどをインナーとして使用するというもの。
単純に断熱材が増えるような物なので、効果は高いと思います。

夏の2泊キャンプ用にサーモスのソフトクーラーをINしてみました。
出し入れはしにくくなりますけど、3日目にも氷を残すことが可能です。

目立つぜ!アメリカンカラー

スチールベルトクーラーの上にサイダー

サイダーとのギャップ萌えを狙った1枚です。(嘘です)

近頃流行りのオシャレなクーラーボックスといえば、

GRIZZLYだ!
YETIだ!
ORCAだ!
GODZZILAだ(?)

と、モンスター系の名前ばかりですね。

(ここからはほぼ妄想ですが、)モンスター系クーラーボックスなので、ジャングルに潜むようなカラーリングが比較的多いんです。

テントも、ナチュラル系のアースカラーブームが続いているため、モンスター系クーラーボックスは、サイトに馴染むカラーと言えます。
カーキやタンなどを多用した、男前な雰囲気のサイトにも違和感なく馴染みます。
全てにおいて流行りにマッチしたオシャレなクーラーボックス=モンスター系なのです。

でも、待ってください。
よく考えてください。

モンスター系クーラーボックスをアースカラーのキャンプギアに忍ばせるなんて

密林の中のランボーを撮影するようなもの!

モンスター系クーラーボックスは、あなたのオシャレサイトに溶け込み過ぎて、もはや存在に気づかれていない可能性もあります。

映えのために買ったYETIが擬態しすぎて見えてなかったなんて本末転倒です。

この「密林の中のランボー現象」を回避するにはどうするか?

ド派手なアメリカンカラーを放り込んでみてください。

あなたのオシャレなサイトに大きなポストが写ってたら、どえらい目立つと思いませんか?

私なら、そんな写真にこそ「いいね」しますね。

したいと思ってはいますね。

そして、男性陣にはスーパー戦隊のリーダーに憧れていた自分を思い出して頂きたい。
女性陣にオススメの「まっピンク」のスチベルも出てますし…

スチベルの駄目なところ

伝説ほど最強じゃない件。

というのは冗談で。
スチベルで1つだけ困ったことがありますので紹介しておきます。

蓋がパカパカ

頑丈そうな金属のラッチですが、ロックしていても蓋を無理やり引っ張ると「ポコン」と開きます。

これは、小さな子供が入った時の事故対策として、わざとそうなっているそうです。
メーカーとして、そういった面への配慮は仕方ないことなのでしょう。

ただ、長いこと使用していると、この部分がどんどん弱ってきて、いつの間にかクーラーボックスが開いていた!ということが頻繁に起きるようになります。

これについては、保冷力に直結するので結構困ります。

そして9年目にしてついに、ロックが効かなくなりました…
ラッチの受け側の部品が外側に飛び出てきたのです。

それを機に、これまたスチベル定番改造の1つ「金属ラッチ化」したので、修理&改善。

まとめ

フィールドラックの上に置いたスチールベルトクーラー

スタンドには、汎用性の高いフィールドラックがおすすめです。

「時代に求められる見た目&圧倒的性能を併せ持つモンスター系クーラーボックス」と、「クラシカルな見た目とクラシカルな性能をキープするスチールベルトクーラー」の比較となりましたが、いかがでしょうか。

どう見てもスチベルがフルボッコな感じしかしませんが、良いんです。

まんぷくスライム
まんぷくスライム
そこに愛はあるんか?

愛がいちばん。スチベル。

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