結論から言うと、見た目が好きなら買い。
保冷力を求めるならもっとオシャレで高いやつか、機能性に特化した釣り用とかがオススメ。
そう言いながら、飽き性のボクがこのクーラーを愛し続けられる訳をご紹介。
ボクのスチベルちゃんをご紹介
シャイなので真っ赤ですが、普段はクールなシルバーです。(嘘)
そのお値段やいかに
正直、そこまで冷えない割にめちゃ高いです。
というか、めちゃ高い割にそこまで冷えないです。
↑ 同じようで違う意味です。
ちなみに、私が買ったのは税込21,999円。(2011年に購入)
と、正直思いましたね…
当時、仕事の関係でそれなりに安く入手出来たという記憶があったので、余裕ぶっこいてたんです。
ちゃんと調べてみるとこの価格だったようで、普通にネットで買うのと大差ないじゃない…
そのサイズやいかに
ふつーにデカいです。
容量:54QT(約51ℓ)
重量:約7.5kg
日本人のファミキャン1泊2日なら、余裕でしょう。
我が家の場合は、2泊でも問題ないくらいの容量です。
というか、入れすぎると重たくなるので、飲み物の一部は分けてます。
そこそこの大きさのコンテナボックスくらいあるので、これがあるかないかで積載時のゆとりがだいぶ違ってきます。
(食材が少なく、スチベルを持っていかない時などは車内がスカスカに感じます)
でも、内容量と外寸のバランスでいうと悪くないと思います。
なぜなら冷えないから…じゃなくて、断熱材が薄いから。
つまり、冷えないから。
YETIのように断熱材が分厚いものは、内容量の割に重たくて大きくなりますから…
どちらを選ぶかですよね。
保冷力やいかに
勘の良い人も悪い人も察しているかもしれませんが、保冷力は微妙です。
適当に保冷剤入れたくらいでは、翌日ぬるくなってます。
冷たさを翌日までキープするなら、ペットボトルで氷作る覚悟は必要です。
(そこまでやれば、一応大丈夫とも言えます。)
保冷力を強化したいなら、ソフトクーラーボックスをインナーとして使用するなどの方法も定番です。
良いように言うと、使う側に工夫の余地が残っています。
スチベルパイセンの武勇伝
ご存じの方もいるかと思いますが、コールマンのスチールベルトクーラーが語り継がれることになった伝説があります。
「事故で炎上した車の中から見つかったクーラーボックスを
開けると、凍ったままのエビが入っていた」という話です。
私がスチールベルトクーラーを購入する前に穴が開くほど見ていたコールマンの総合カタログにトリビア的に載っていました。
↓ 初めて知った時の私の反応
ちなみに、この話を鵜呑みにすると、
「伝説の保冷力…どこいったん…?」
ってなります。
スチベルの良いところ
カッコいい。
スチベルの魅力はこれにつきます。
ちょっとレトロでアメリカン雑貨のような見た目が最高です。
スチベル擁護派の皆さんは口を揃えて言ってるとおもうので、200万回は聞いたよって人もいるかと思います。
むしろ、「見た目は気に入ってないけど、これからもずっとスチベルを使うよ」って人は、どこに魅力を感じているんでしょうか?
教えてください、逆に。
2リットルペットボトルが立つ
我が家はファミキャンしかいきませんので、2Lペットボトルは必須です。
凍らせて保冷剤としても使用しますし、2Lペットボトルが縦に入れられないと使い勝手が悪いです。
これ、大き目のハードクーラーなら当たり前のことのように思ってしますが、YETI系クーラーだと、見た目的に入りそうでも、実は内寸が足りなかったりするので注意が必要です。
クーラーボックスは保冷力より内寸です、内寸。
…言いすぎました。
保冷力と内寸のバランスが大事だと思います。
情報が多い
スチベルにはもはや定番ともいえる改造がいくつかあります。
先輩ユーザー達の知恵の賜物ですが、この情報量こそ、スチールベルトクーラーが如何に愛されているかのバロメーターだと思います。
いずれも、スチベルの保冷力をアップしたり、使い勝手を向上するものです。
ちなみにいくつかは試しているので、感想なども。
蓋の周りにパッキン追加
密閉力をアップし、冷気の漏れを軽減するというもの。
これは、購入して早々にやりました。
…が、数年たつとパッキンの厚みで、蓋のロックが勝手に外れるようになってきます。(私は途中で外しました)
やるなら、金属ラッチ化と併用するのがオススメ。
内蓋自作
クーラーボックスを開けても、内蓋があるので冷気が逃げにくいというもの。
これも、購入後すぐに作成はしたものの、毎回邪魔なので使わなくなりました…
理論的に効果はありそうなんですけど、これならソフトクーラーをINする方が良さげです。
金属ラッチ化(オススメ)
これについては、メリットしかありません。
少し面倒そうなので、進んでやってはいなかったのですが、ロック部分が破損したため仕方なく…
いざ、やってみると、とても良かったです。
ソフトクーラーをIN(オススメ)
ソフトクーラーや、銀マットなどをインナーとして使用するというもの。
単純に断熱材が増えるような物なので、効果は高いと思います。
夏の2泊キャンプ用にサーモスのソフトクーラーをINしてみました。
出し入れはしにくくなりますけど、3日目にも氷を残すことが可能です。
目立つぜ!アメリカンカラー
近頃流行りのオシャレなクーラーボックスといえば、
GRIZZLYだ!
YETIだ!
ORCAだ!
GODZZILAだ(?)
と、モンスター系の名前ばかりですね。
(ここからはほぼ妄想ですが、)モンスター系クーラーボックスなので、ジャングルに潜むようなカラーリングが比較的多いんです。
テントも、ナチュラル系のアースカラーブームが続いているため、モンスター系クーラーボックスは、サイトに馴染むカラーと言えます。
カーキやタンなどを多用した、男前な雰囲気のサイトにも違和感なく馴染みます。
全てにおいて流行りにマッチしたオシャレなクーラーボックス=モンスター系なのです。
でも、待ってください。
よく考えてください。
モンスター系クーラーボックスをアースカラーのキャンプギアに忍ばせるなんて
密林の中のランボーを撮影するようなもの!
モンスター系クーラーボックスは、あなたのオシャレサイトに溶け込み過ぎて、もはや存在に気づかれていない可能性もあります。
映えのために買ったYETIが擬態しすぎて見えてなかったなんて本末転倒です。
この「密林の中のランボー現象」を回避するにはどうするか?
ド派手なアメリカンカラーを放り込んでみてください。
あなたのオシャレなサイトに大きなポストが写ってたら、どえらい目立つと思いませんか?
私なら、そんな写真にこそ「いいね」しますね。
…
したいと思ってはいますね。
そして、男性陣にはスーパー戦隊のリーダーに憧れていた自分を思い出して頂きたい。
女性陣にオススメの「まっピンク」のスチベルも出てますし…
スチベルの駄目なところ
伝説ほど最強じゃない件。
というのは冗談で。
スチベルで1つだけ困ったことがありますので紹介しておきます。
蓋がパカパカ
頑丈そうな金属のラッチですが、ロックしていても蓋を無理やり引っ張ると「ポコン」と開きます。
これは、小さな子供が入った時の事故対策として、わざとそうなっているそうです。
メーカーとして、そういった面への配慮は仕方ないことなのでしょう。
ただ、長いこと使用していると、この部分がどんどん弱ってきて、いつの間にかクーラーボックスが開いていた!ということが頻繁に起きるようになります。
これについては、保冷力に直結するので結構困ります。
そして9年目にしてついに、ロックが効かなくなりました…
ラッチの受け側の部品が外側に飛び出てきたのです。
それを機に、これまたスチベル定番改造の1つ「金属ラッチ化」したので、修理&改善。
まとめ
「時代に求められる見た目&圧倒的性能を併せ持つモンスター系クーラーボックス」と、「クラシカルな見た目とクラシカルな性能をキープするスチールベルトクーラー」の比較となりましたが、いかがでしょうか。
どう見てもスチベルがフルボッコな感じしかしませんが、良いんです。
愛がいちばん。スチベル。
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