イグルーのジャグをカスタム!蛇口改造の手順とおすすめ蛇口の紹介!

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我が家で使っていたイグルーのウォータージャグ(400S)の2ガロンの蛇口を交換しました。

そもそも、イグルーのジャグを購入したのは2013年。

見た目が同じジャグはず~っと継続販売されていますが、Iglooのロゴが定期的に変更されているようです。

この記事を書いている2020年まで、7年間、無改造のままで使ってたということになります。

今更の定番カスタマイズにより、生まれ変わった我が家のイグルー ウォータージャグ。

かなり今更の蛇口の交換となりましたが、交換方法を出来るだけ詳しくブログへ記載しておこうと思います。

また、私が購入した蛇口について、おすすめのポイントも紹介します。

おすすめの蛇口

まず、イグルー ウォータージャグ(2ガロン)の蛇口交換のために購入したコックを紹介します。

私がAmazonで購入した蛇口は、CtoC JAPAN Selectというメーカーの焼酎サーバー用コック(直径1.6㎝)。

パッケージは簡素。Amazonで良くあるブランド名だけつけたOEM品?

なぜこれを選んだのか

なぜ、この焼酎サーバー用コックを選んだのか、理由を紹介していきます。

1. ポン付け可能

ポン付けとは、加工や調整をせずにそのまま取り付けが可能なことです。

この焼酎サーバー用コックは、届いた商品だけでイグルーのジャグに取り付けが可能です。
余計な部品や手間がかかりません。

2. 飛び出しが少なめ

純正のコックと比べると少し飛び出し量は増加しますが、飛び出し量は少ない方だと思います。

蛇口の飛び出し具合比較。左が純正、右が改造後。

蛇口の飛び出し量が増えると、積載や収納時に邪魔になる可能性もあるため、出来るだけ飛び出し量が少なくなりそうなものをチョイスしました。

3. ハンドルが本体に干渉しない

イグルーのジャグの改造に使用される蛇口はいくつかありますが、ハンドルが大きいものだと、蛇口を閉めた際、本体に当たる場合があります。
(それを解消するために、ワッシャーで位置調整したりする場合もあるようです)

私が購入した蛇口なら、ハンドルが蛇口の飛び出し部分より短いため、本体に干渉しません。

蛇口が短く、本体に干渉しません。

収納時や運搬時は、何かに引っかかったりしないよう、後ろに合わせることが可能です。

焼酎サーバー用コックのレビュー

見た目

一般的にイメージする“蛇口”って感じではないですね。

どちらかというと、「オシャレなトイレの手洗い」みたいな感じです。

(褒め言葉なのか…?)

すっきりシンプルなデザインで、イグルーのジャグと相性も良いのではないでしょうか?

付属品

  • 蛇口本体
  • 六角ナット
  • 金属製ワッシャー
  • シリコン製ワッシャー(2個)

詳しくは後述しますが、このシリコンワッシャーのおかげでポン付けが可能になっています。

操作方法

ハンドルを前方に合わせると、全開です。
そこから回していくと、水の勢いが弱くなり、90度くらい回すと完全に蛇口が閉まります。(左右どちらでも閉まります)

ちなみに、ハンドルに行き止まりはありません。
ぐるぐるぐるぐると回し続けることが出来ます。

使用感

水の勢いはやや控えめ。

元々、焼酎サーバー用コックということで、手を洗ったりするには全開でもちょっと弱いかなというのが正直なところですが、勢いが不足しているということはありません。

両手を一気に洗えるのはやはり便利ですね。

まんぷくスライム
なぜ、7年も改造しなかったのかって…?

ほら、良く言うじゃないですか?

不便を楽しむのがキャンプ…と。

交換の方法

それでは、イグルーのジャグの蛇口をカスタマイズするための手順を写真多めでご紹介します。

実際の作業時間は10分程度で、誰でも簡単に出来るレベルの作業です。

必要な物と準備

まず、蛇口の改造に必須な物を用意。

  • 蛇口
  • モンキーレンチ

私がオススメする蛇口を使用する場合は、レンチ以外の道具は不要です。

もし、シリコンワッシャー(32mm以上)が付属していないタイプの蛇口を取り付ける場合、本体の穴と蛇口の管部分の隙間を埋めるための調整が必要となります。

工具については、ナットに合わせてサイズを調節出来るモンキーレンチは必要です。

ロブテックス社のLOBSTER(エビ印) モンキーレンチ 200mm

ちなみに、ジャグ内部は結構狭いので、小さめの方が作業はやりやすいです。

今回使用するナットは、約28mm(純正)、約18mm(蛇口付属品)なので、そのくらいのサイズに対応できればOK。

焼酎サーバー用コックに付属の六角ナットのサイズは約18mm

ちなみに、ナットを素手で締めることは不可能だと思います。
ゴリラのようなピンチ力(物を掴む力)ならいけるのかもしれませんが…

交換手順

1. 純正コックを外す

ジャグ内部のプラスチック製の六角ナットを緩めて外します。
ナットを外すと部品は簡単に外すことが可能。

ジャグ内部のプラスチック製のナット。

モンキーレンチがあれば簡単に外せると思います。

非力な私でも素手で緩めることが出来ました。

ナットを外すと純正コックを引き抜くことが出来ます。

純正コックをバラすとこんな感じ。

購入から7年経過していたからか、ワッシャーがひび割れていました…

取り外した部分は、こんな感じで、厚みが薄くなっているのが分かります。

蛇口取り付け部分には、断熱材が入っていないようです。

本体の穴の直径は約22mm。

純正コックは、ほとんどガタつきなくピッタリとはまっている感じでした。

純正コックの径も約22mm。

2. 交換用の蛇口を取り付ける

私が購入した、CtoC JAPAN Selectというメーカーの焼酎サーバー用コック(直径1.6㎝)
開封時点では、錆止め(?)のためか、グリスのような油でギトギトでした。

まずは、全ての部品を食器用洗剤などで良く洗っておきましょう。

このような並びで取り付けするのが正解となります。

まず、シリコンワッシャーを1つはめてから、本体の穴に蛇口の管を通します。

内部から見るとこんな感じ。
結構スカスカで不安になりますが…

内部へ飛び出た管に、もう1個のシリコンワッシャーをはめ込みます。
シリコンワッシャーを使えば、穴が塞げるのが分かると思います。

その上に、金属製のワッシャーをはめ込みます。

付属の金属製ナットを取り付けます。

モンキーレンチで適度に締め付けます。
弱すぎると水漏れしますし、強くやりすぎると本体破損の危険があります。

どのくらいかというと、モンキーレンチを握って「ギュッ」と締める必要はないと思います。
手のひらは広げた状態で、モンキーレンチを押しながら回していく感じです。
ちょっと押しても回らないくらいまで締まったら、そこでストップして様子見した方が良いと思います。

しっかり握って「ギュッ」としたら、もう二締めくらい出来そうなところで止めるって感じです。

作業としては、これだけで完成です。

3. 補足:大事なのはシリコンワッシャー

ここで、CtoC JAPAN Selectの焼酎サーバー用コック(直径1.6㎝)を使用した蛇口交換が簡単なのかを改めて解説しておきます。

私が使用した焼酎サーバー用コックの管部分の直径は16mm。
これは、本体穴22mmに対して細すぎます。

写真で見てもこの通り、スカスカ。
こんなにスカスカで大丈夫なのかと心配になると思います。

重要なのは、蛇口の管径ではなく、この焼酎サーバー用コックに付属している、2つのシリコンワッシャーです。

このシリコンワッシャー同士で、本体の穴を挟み込み、水漏れがしなくなるという仕組み。

シリコンワッシャーが付属していない場合には、この隙間を埋めるために、蛇口の管を本体穴径に合わせるための調整加工が必要となるのです。

ちなみに、このようなシリコンワッシャーを用意することができれば、どんなものでも簡単にポン付けすることが可能だと思います。

使用する蛇口の管が16mm以上の場合、シリコンワッシャーの直径は32mmあればOKです。

焼酎サーバー用コックに付属のシリコンワッシャーの外径約32mm

焼酎サーバー用コックに付属のシリコンワッシャーの内径約15mm

水漏れがないかテスト

取り付けが完了したら、実際にジャグに水を入れて漏れたりしないかをテストしてみましょう。

ナットの締め付けが弱いと当然漏れます…

蛇口を開けたり閉めたりして、ちゃんと水が止まるかも確認してください。
問題なければこれでカスタマイズは終了です。

簡単な作業ですが、完成すると達成感があります!

蛇口交換で改善されたメリット

蛇口交換したイグルーのジャグを実際にキャンプで使ってみた結果、感じたメリットを紹介します。

ボタンを押し続けなくても水が出る

誰もがメリットに感じるのがこれです。

元々飲み物を入れるのがメインなのか、手洗いなどには使いにくいボタン式。

焼酎サーバー用コックに蛇口を改造することで、両手を一度に洗えるようになります。
普通の水道蛇口で当たり前のように出来ることが、イグルーのウォータージャグでも可能となるわけです。

便利に決まってます。

まんぷくスライム
なぜ7年間放置していたのか…?

だから…ほら、良く言うじゃないですか?

不便を楽しむのがキャンプ…とかなんとか。

ジャグ本体がズレなくなる

純正コックでは、指を引っ掛けながらボタンを押さないとジャグがズレやすいです。

正しく操作すればジャグ本体はズレないのですが、幼児が使う場合などは話が別です。

純正コックのボタンがわりと固めなので、子供は力いっぱい押すことになります。
その結果、ジャグ本体が後ろにズレたりしやすかったです。

ジャグスタンドの台部分が水浸しになったり、水受けのバケツ以外の場所が水浸しになったりするということもよく起きます。

蛇口を交換することで、コックを軽くひねるだけで水が出るようになるので、ジャグがズレたりすることが無くなります。

幼児でも簡単に使えるようになる

前述のように、幼児には操作しにくい純正コック。

蛇口交換前は、子供が手を洗うときには、親が水を出してあげる必要がありました。
蛇口交換すれば、子供だけでも簡単に手を洗えるようになります。

ちょっとした手間を省けるのはありがたいですね。

蛇口交換で生じたデメリット

正直、デメリットらしいデメリットはないですが、無理やり挙げてみます。

水の消費が増える

これは我が家の場合だけなのかもしれません…
ジャグが使いやすくなることで、子供達のジャグ使用頻度が大幅にアップします。

何かにつけて手を洗いたがります。
トイレに行って手を洗った後、帰りの道中で石を拾ったりして、サイトに辿り着いて早々手を洗ったりします。

家に帰った時は、言わないと洗わないくせに…

ヤンチャなアライグマがいるご家庭は覚悟した方が良いかもしれません…?

水の勢いが少し減る

これは使用する蛇口にもよると思いますが、焼酎サーバー用のコックを使用すると、勢いが少し控えめになりました。

使用する分にはそれほど大きな影響はありませんが、手洗い用としては勢いがかなり弱めです。

出しっぱなしの恐れがある

当たり前のことですが、ちゃんと閉まっていなかったりすると、水がどんどん出ていきます。

無駄なお金がかかる

純正のコックから蛇口交換するために、数千円の出費となります。

不必要な出費ですが、メリットの大きさを考えると、無駄使いってこともないかと。

というか、改めて思い返すと、これまでの人生で無駄使いした記憶はございません。(大嘘)

まとめ

というわけで、今回は、イグルーのウォータージャグの蛇口を交換してみました。

実際にキャンプでも使用してみましたが、使いやすさも大幅にアップしていました。

とても簡単に出来て、満足度が高いカスタマイズといえるでしょう。

どの蛇口か迷っているなら、CtoC JAPAN Selectの焼酎サーバー用コック(直径1.6㎝)は間違いなくオススメです。
CtoC JAPAN Selectの焼酎サーバー用コックなら、機能面以外に、付属品だけで簡単に交換することが可能という大きなメリットがあるからです。

イグルー ジャグの蛇口交換は、「使いやすさ」と「ジャグに対する愛着」が大幅アップすること間違いなし!

なんとなく純正コックのまま使用している方がいれば、ぜひジャグ蛇口をカスタマイズするのをオススメします。

まんぷくスライム
“ジャグ” の “じゃぐち” …?

ダジャレじゃねーし…いや、マジで。
必死さが余計に怪しくなるけど、マジでダジャレじゃねーし。

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