大阪出発、関西キャンプ場レポートブログ。
今回は、和歌山県の北寺キャンプ場へ行ってきたので、個人的な感想を口コミとしてまとめておきます。
北寺キャンプ場について
Yahooのカーナビアプリでは『北寺オートキャンプ場』となっていましたが、看板を見る限り、『北寺キャンプ場』が正式名称ということでよいのかな？
事前に調べたところ、元々町営だったキャンプ場を、かの有名なアウトドセレクトアショップ ORANGEが受け継いで運営しているとのことです。
お店へ行く勇気を溜めるのにあと3年半はかかりそうです。
有名なアウトドアショップが運営していると聞くと、少なくとも行ってガッカリするようなことは無さそうな気がしますが、その実態はいかに…！？
アクセス
大阪府のほぼ真ん中に位置するわが家から、下道のみで2時間かからず到着。
大阪方面から新しい道が出来ており、体感としては非常に近いという印象。
和歌山県伊都郡かつらぎ町花園北寺82番地の3
料金
わが家が4人（幼児2人含）でスタンダードサイトを利用した際の総支払額は4,000円。
特別安くはなく、そこまで高くもなく…普通！
ちなみに支払い方法はクレジットカードのみ。
これは賛否が分かれるところかな？？
・大人1人につき500円/泊（小学生以上1人につき300円/泊）
・IN 13：00~17:00 / OUT 11:00
施設
主な設備
トイレ、炊事場、コインシャワー。
炊事場
コインシャワーは1回(5分)100円
使っていませんが、中を覗いてみました。
北寺キャンプ場の施設はかなりシンプルですが、必要なものは一応揃っているといった感じでした。
全体的にこじんまりしたキャンプ場なので、どのサイトからでも各設備への移動は苦にならないかと思います。
サイト
全て区画サイトで、車両の横づけが可能。
電源サイトはありません。
キャンプ場が予約サイトに掲載している情報では、スタンダードサイトはテントスペース約(9ｍ×7.5ｍ)＋駐車スペース(1台分)とのこと。
キャンプ場が区画を割り当ててくれます。
隣との距離感はやや近めですが、腰高くらいの生垣で仕切られています。
わが家が訪れた際は、予約が埋まっておらず、1個飛ばしでサイトを割り当ててくれていました。
おかげで、適度なプライベート感はありました。
地面は砂でしたが、結構固かったので鍛造ペグ推奨。
サイト内に日陰はありませんので、夏場はタープが必須でしょう。
全体の印象
サイト前の通路はアスファルトで舗装された駐車場になってます。
山や川に囲まれているけど、なんとなく人工感が漂っており、公園みたいな印象でした。
施設全体はきれいに掃除されており、不潔さや古臭さは感じませんでした。
注意点
北寺キャンプ場に売店はありません。（管理棟もありません）
食材調達や炭、道具などの忘れ物には注意しましょう。
当然、大半の人が現地で購入するであろう薪も売っていません。
ただし、大阪方面からこのキャンプ場へ向かう場合には、道中で購入することが可能です。
ゴミは各自で持ち帰りです。
※上の看板の内容と異なりますが、花火は一切禁止っぽいです。（予約ボードに書いてあります）
北寺キャンプ場のここが良かった！
サイトのすぐ裏に綺麗な川あり
息を吞むような清流とまではいきませんが、十分綺麗な水が流れています。
私たちが訪れたときは、流れが穏やで浅い部分も多く、4歳の子供でも水遊びを楽しめました。
9月中旬に訪れた際、川の水は冷たいけど入れるレベルの温度でした。
ただ、午後からは山が太陽を遮り、川の大半が日陰になりがちでした。
日焼けの心配がない一方、気温が高くても身体が冷えやすいかもしれません。
午前中は日当たりが良く、水が綺麗に見えます。
アクセス良好
大阪の真ん中から下道で1時間40分ほどで到着。
大阪から南側に住んでいる方にとって、かなりアクセスが良いキャンプ場だと思います。
懐に余裕のないわが家には、下道のみで2時間以内なんて神立地。
ただし、2014年からナビの地図更新がされていないうちの車…
かなり遠回りさせようとしてきます。
思い当たる方は、スマホのナビアプリなどで道順を調べてみてください。
寄り道スポット
道中の寄り道スポットとしておすすめなのが『こんにゃくの里 』と『 こんにゃく工房』。
こんにゃくの里では、店の前でこんにゃくを湯がいています。
出来立ての手作りこんにゃくは、冷やして刺身で食べると美味しいです。
近くにあるこんにゃく工房は、お菓子なども売っているカフェなんですが、駐車場は高確率で満車の人気店です。
北寺キャンプ場のここがイマイチ？
支払いがカードのみ問題
支払い方法が、オンラインでの事前カード決済のみのようです。（予約もオンラインのみ？）
よく分からんシステムで支払いを終えるのが怖いという方もまだいると思うので、融通がきく方がより親切かなとは思いました。
管理人いるけど不在問題
わが家が訪れた際は、管理人さんに顔を合わさずにチェックインし、顔を合わさずにチェックアウトしました。
キャンプが初めての人などは、何かと不安に思うかもしれないので、イマイチな点に挙げておきます。
私のようなコミュ力の欠落した人間にとっては、完全に良い点ですが。
この書き方だと、なんだか管理がずさんなイメージに受け取られそうですが、そういうわけではありません。
チェックアウト/チェックイン時間の前後には軽トラで管理人っぽい方が来られていました。
また、消灯時間ごろまでに別の方々（？）が何度か車でやってきて見回りが行われている様子を目撃しました。
おそらく、駐車場の無断利用や、河原でのキャンプ取り締まりのためにパトロールされているんだと思われます。（河原でのキャンプは禁止）
なぜか漂う住宅地感
自然に囲まれた場所なのに、何を言っているんだ？
私もそう思います。
でも下の写真を見てください。
家の前でおままごとしてる子供のような…
原因は、駐車場の奥に広がる謎の分譲住宅風建物。
もしここに人が住んでたら2階からこっちが丸見えですよね？
でも、安心してください。
私たちが訪れた際は、ほぼほぼ空き家でした。
「あれは家に見える岩だ」と思えば何とかなるかもしれません。
ゴミは持ち帰りです。
帰った後のことを考えるとやはり現地で処分していただけるに越したことはないですが、捨てられないものは仕方ない。
使い捨てのものを減らすなど、出来るだけゴミを減らすスタイルを心掛けましょう。
自分たちで出すゴミなので、これをイマイチとするのかどうか、賛否両論あるかと思います。
このブログは、ヘビーなキャンパー向けではないので、一般的に世の奥様方が嫌がりそうなこと＝イマイチな点として挙げさせてもらっています。
ちなみに、灰捨て場も無かったので、灰なども持ち帰りだと思います。
炭だ灰だと言っても、ただのゴミです。
「捨てるところがねーや」とその辺に埋めたりまき散らしたりしないようにしましょう。
火が完全に消えていれば、普通のゴミとして持ち帰って各自治体で決められた方法に従い処分するだけです。
じゃあ、火がついてる炭とか、どうすんのさっ？
というキャンプビギナーの方、安心してください。
そろそろ５G時代です。
こんなハイテクアイテムがあります。
ちなみに、和歌山のこのあたりのキャンプ場は、持ち帰りにしてるところが多いのでしょうか？
近くにある毛原オートキャンプ場も持ち帰りだったと思います。（でも灰捨て場はあったような…？）
実際に行ってみて感じたこと
サイトはやや狭い？
写真は12番サイト
個人的な感覚でいうと、やや狭めのサイトでした。
わが家のテントは、小川のポルヴェーラ34です。
ほぼ2～3人用のコンパクトな2ルームテントなので、これ1つだけならそれなりに余裕をもって張れます。
ドームテントとオープンタープの組み合わせは、サイズによっては結構キツキツになる気がします。
ちなみに、プレミアムサイトというのもあり、そちらは広いです。
もともとあったスタンダードサイトを合併したもののようです。
スーパープレミアムサイト（３サイト分）
プレミアムサイト（２サイト分）
おすすめのシーズン
営業期間が3月~11末までとのことですが、ここを楽しむならズバリ夏前後でしょう。
川遊びは外せないと思います。
サイト数もそれほど多くないので、満サイトでも川が混雑することも無さそうです。
逆に、暑い時期に川に入らずマッタリするなら、ココじゃなくても良いかなという気もします。
ホタルが見れる場所が近くにあるそうなので、その時期狙うのもアリかもしれませんね。
リピートするなら
川遊びか、ホタル狙いでいこうと思います。
周辺施設
キャンプレポートをご覧ください。（執筆中）
まとめ
北寺キャンプ場へ行ってみた感想をレビューしてみました。
管理人さんがランダムエンカウントというのは、初心者にとってはすこーし不安かもしれませんね。
でも、トータルでは平均以上の良いキャンプ場だと思いました！
何度かキャンプを経験してある程度勝手がわかっていれば、デイキャンプの延長で泊まるような感覚で、気軽に楽しむのに向いてるかなと思います。
総合評価 70点
環境
自然が多いのになぜか人工的な清潔感が強めなのをどう捉えるか。
山と川と星空は揃っているので、「自然に囲まれていたいけど、ボットン便所なんて論外！」という人におすすめ。
アクセス
なんといっても、大阪の真ん中から下道で2時間以内。
道中の走りにくい道なども特になかったと思います。
施設/サービス
設備はちゃんと掃除されてて綺麗です。
管理人が常駐されていないことをどう捉えるかですが、ほったらかし歓迎な人にとっては大きな問題ではないでしょう。
嫁はトイレットペーパーホルダーに蛙がついていたと謎の憤慨しておりましたが、それは施設のせいじゃないし。小さい蛙はかわいいし。
リピート確率
値段はそれなりですが、わが家の場合はアクセス面でのメリットが大きく、気軽にリピートしやすいキャンプ場かなと思いました。
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