大阪出発、関西キャンプ場レポートブログ。
京都府丹後半島にある「てんきてんき村オートキャンプ場」について、個人的な感想を口コミとしてまとめておきます。
大阪からは少し遠いですが、とても綺麗な海水浴場(立岩・後ヶ浜海水浴場)のすぐそばにあるキャンプ場です。
初めて訪れた時に「毎年夏はここに来よう!」と決定してしまったくらい素敵な海です。
てんきてんき村オートキャンプ場について
道の駅「てんきてんき丹後」に併設されたオートキャンプ場です。
海水浴場に近いですが、海へ流れ込む直前の竹野川沿いにある細長いキャンプ場です。
アクセス
大阪府のほぼ中央に位置する我が家から、高速を使ってスムーズにいけば片道2時間半ほどです。
京都府京丹後市丹後町竹野
ただし、高速代が4,000円弱かかるので、我が家は下道で行ったり、一部区間のみ有料道路を使用したりします。
ちなみに、完全に下道で行くと、渋滞やら休憩やらで4時間弱はかかります。
時間の無駄と言われようが、わが家は往復の高速代8,000円でご飯代を賄うのです。
料金
料金はサイトの使用料だけで、人数による変動はなしです。
さらに、ウインターシーズンはとても値段が安くなるのが特徴。
・オートサイト 4,000円/泊
・電源付オートサイト 4,500円/泊
・ペット同伴サイト 3,500円/泊
・オートサイト 2,000円/泊
・電源付オートサイト 2,500円/泊
海水浴とキャンプが楽しめると考えると、1泊4,000円ポッキリの価格設定はお得かと思います。
海水浴場の駐車料金も1,000円くらいはしますから、ちょっとの追加でキャンプ場が使えちゃう感じです。
施設
管理棟
受付はここで行います。
てんきてんき村オートキャンプ場の受付のおじさんはとても親切で、地図に印をつけながら観光スポットなども教えてくれます。
(我が家が訪れたときはいつも同じおじさん)
ただ、説明が親切すぎるので、前の人が観光説明を聞いているのをひたすら待つという時間が発生する可能性高いです。
サイト
オートサイト(電源無し)、AC電源付きサイト、ペット専用サイトがあります。
サイトの場所は先着順…と勝手に思っています。
というのも、受付の時点では、キャンプ場が割り当てするような口ぶりをされるのですが、結果的には毎回、先着順で好きなところを選ばせてもらっているので…
サイトは、一部、木が生えているところもありますが、基本的には日陰が少ない砂利サイトです。
地面は石だらけなので鍛造ペグ推奨。
ちなみに、てんきてんき村オートキャンプ場は、川に沿った細長いキャンプ場なので、道の駅側か海側のどちらを選ぶかで使い勝手が少し異なります。
『道の駅側1~14番』※1~7は電源サイト
このあたりは、ほぼ道の駅に隣接していると思ってください。
虫なども少なく、掃除が行き届いた道の駅のトイレを利用できるのがメリットです。
サイト同士が向かい合っているため視線がやや気になります。
『右側15~55番(海側)』
キャンプ場の奥に進むほど、立岩海水浴場へ近くなります。
奥は広場のようになっており、広々と開放的な印象になります。
キャンプ場のトイレがありますが、かなり……です。(後述)
一番海側の41~51番あたりは、実際には距離が結構あるので気にならないと思います。
受付から下った道を右に曲がってすぐのところ。
15~20番をオススメする理由
・道の駅のトイレ使用が可能な距離内
・向かいにサイトがないので、視線が気にならない
・炊事場がすぐ近く
・通路沿いに駐車が可能で、サイトを広く使える
管理棟から下ってくる道の真ん前のサイト(14番あたり)は、サイト内に駐車しないと、他車の通行の妨げになる感じです。
炊事場
場内に2箇所あります。
不潔というわけではありませんが、施設としては古めな印象です。
数はそれほど多くはないですが、待ちが発生するほどではないです。
トイレ
キャンプ場内のトイレはボットンです。
ドアもありませんので、虫とは共存です。
掃除はされているので、大便器は綺麗でした。(洋式、和式あり)
ただ、男性用トイレの小便器は、そもそも水を流す機能がないので、ニオイは強烈です。
ちなみに、トイレは30番サイトの真ん前くらいにあります。
トイレが綺麗じゃないと無理という方は、併設する道の駅のトイレの使用がオススメ。
ただし、使用するサイトによってはかなりの距離を歩くことになります。
サイトは20番台前半までを使用したいところ。
シャワー
コインシャワーはありませんが、目隠し無しの水シャワーがあります。
夏の海水浴後に使用することを想定されたものだと思います。
普通に考えて、シャンプーや石鹸類は禁止だと思います。
海水浴シーズンだと、1~2組はシャンプーする人を見かけますが、だいたい夜も騒がしいグループですね…
更衣室
水シャワーの裏側に更衣室もあります。
こちらも海水浴用だと思います。
薄暗く、あまり積極的に使いたい印象は受けませんでした。
私は自分のテントで着替えています。
温泉
キャンプ場から歩いていける距離に「丹後温泉 はしうど荘」があります。
宿泊施設で、海の幸を使った料理なども食べられます。
お風呂はそれほど大きくはないですが、立岩を見ながら入れる露天風呂は、明るい時間帯に入るのがおすすめです。
熱い温泉が日焼けした肌にしみるので、子供はすぐ出たがりますが…
ちなみに、キャンプ場のチェックアウト(10時)の直後に温泉へ行っても、入浴時間外なので注意。
てんきてんき村オートキャンプ場より、徒歩10分(車なら数分)
料金:大人500円 / 小人200円 / 2歳以下無料
日帰り入浴受付:
土日祝・夏休み期間 13時~22時(最終受付 21時30分)
平日 16時~22時(最終受付 21時30分)
道の駅が併設
道の駅「てんきてんき丹後」が併設されているので、物販系は充実しています。
キャンプ場内から直通の通路もあり、こちらのトイレを利用しているキャンパーが多いです。
お土産として売られているような海産物は、おつまみなどにも良さそう。
アイスや氷の販売、飲み物の自販機などもあります。
さらに、朝市が行われているタイミングなら、新鮮な野菜なども調達可能です。
てんきてんき村オートキャンプ場のここが良かった!
立岩・後ヶ浜海水浴場が最高過ぎる
とにかくこれに尽きます。
てんきてんき村オートキャンプ場の最大の魅力が、隣接する立岩・後ヶ浜海水浴場。
ただし、急に深くなる点には注意してください。
2020年、てんきてんき橋が破損のため通行禁止中。
海水浴場まで少し遠回りになります。(徒歩10~15分)
とにかく海が綺麗
とにかく、透き通った海が美しいです。
一目惚れする綺麗さ。
魚が下で泳いでるのが水の上からでもしっかり見えます。
立岩の迫力
山陰海岸ジオパークに指定された、全国屈指の大きさを誇る、どでかい玄武岩らしいです。
近くで見るとかなりデカいです。
ちなみに、知らず知らず岩の近くまで泳いでしまいがちですが、岩のすぐそばは遊泳禁止っぽいです。
離岸流にも注意とのことで、監視員から注意されます。
砂が粗目で、ジャリジャリしにくい
立岩・後ヶ浜海水浴場の砂は、かなり粗目。
水着や浮き輪などについても簡単に払い落とせるので、荷物がジャリジャリになったりしにくいです。
また、人が入ったり、波が来ても水がほぼ濁らなかったです。
意外と混雑しにくい
駐車場はすぐ満車になっているようですが、ビーチはそこまで混雑してませんでした。
特に、キャンプ場内から「てんきてんき橋」を通って海水浴場へ向かう場合、辿り着くのはビーチの東側の端です。
日帰りの人が利用する駐車場はビーチの西側の端にあります。
西から東までくるには、それなりに距離があるため、わざわざ東側へやってくる人自体も少ないような印象を受けました。
磯遊びも楽しめる
少し距離はありますが、場所を変えると磯遊びが楽しめる場所もあります。
地図的には後ヶ浜海水浴場になりますが、道の駅からずーっと西の方(徒歩15分ほど)です。
地形的に(?)波が弱く、幼児連れの場合や、波が強い日などはこちらで遊ぶのも良いかもしれません。
大きな岩沿いに奥へ行くと、開けた岩場があります。
カニがたくさんいました。
磯遊びのド素人(私)でも、カニとヤドカリくらいは捕まえられました。
ヤドカリがマジで可愛い。
他に見かけたのは魚やウニ、ヒトデ。
ヤドカリの方が可愛い…
夕日の沈む川沿いでゆったり
海で遊び、程よい疲労感の中、綺麗な夕日と竹野川の流れを見ながらの夕食に癒されます。
その後は定番の花火。(場内は打ち上げ花火禁止)
温泉に入って、湯上りのアイス。
「明日も海へ行いきたい」と言いながら子供達は爆睡。
てんきてんき村オートキャンプ場のここがイマイチ?
キャンプ場内のトイレ問題
施設が古いというのもあるかもしれません。
お気に入りのキャンプ場ですが、トイレについてはやばい 綺麗とは言えないです。
(私的には使用可能範囲ではあります…)
大便器は、洋式タイプと和式タイプがあります。
ボットンで、汚れたら自分でシャワーかけて流す感じです。
掃除はされておりますので、常にヤバい訳ではありません。
問題は小便器で、こちらは水を流すための装置が完全に取り外されています。
水を流すシステムがないので、“壺”みたいなものです。
ニオイがやばい えぐい スパイシーです。
道の駅のトイレを使おう!
夏場に海入れなかったらショックがデカい問題
自然相手に何言ってんだという話になってしまいますが、あえて書いておきます。
遠くの海に台風が発生してたりすると、晴れていても遊泳禁止になったりします。
天気が晴れて、気温も高くて、最高の海水浴日和にお預けされるのはマジでツライ。
子供連れならなおさらです。(体験済)
ただ、海のパワーは圧倒的なので、無茶なことをして後悔するようなことがないようにしましょう。
下の写真は、遊泳禁止の日の波の様子。
波が強いとこんな感じです。
何人かチャレンジャーがいたんですが、流されてしまわないか、見てるこっちがハラハラ。
海水浴は諦めて、周辺観光に切り替えましょう。
「親水プール」とは…
キャンプ場から少し離れた「間人みなと公園」のそばにある、海を利用した人工のプールです。
近くに駐車場もあり、波が穏やかなら、とても楽しそうなところです。
実際に行ってみて感じたこと
施設の老朽化が勿体ない
トイレ、炊事場など、古めというのもあり、それだけでやや清潔感に欠ける印象を与えがちです。
併設している道の駅も結構古い感じが漂っています。
値段も安いのでトレードオフの関係だとは思いますが、てんきてんき村オートキャンプ場がそれほど大人気にならない理由はこの点じゃないかと思います。
夏はマナーに期待しない
どんな場所でも、ごく一部、騒がしい人が混ざります。
夏はその確率が上がります。
海のそばなので、もうちょっと上がります。
真夜中に「ドラゴンボールの〇〇のモノマネします!」とか…
周囲で就寝中の方々、本当にご愁傷様です。
おすすめのシーズン
なんといっても、立岩・後ヶ浜海水浴場での海水浴キャンプ。
いつでも綺麗な海ですが、夏の日差しで青く輝いてるところがやはり良い。
ちなみに海水浴シーズン以外でも、山陰海岸ジオパークめぐり、カニなどの海産物、温泉があります。
有名な琴引浜なども近いですし、観光目的でも十分楽しむことは可能だと思います。
寄り道スポット
たいざアイスキャンデー
キャンプ場から少し離れていますが、アイスキャンデー屋さんがあります。
その場で食べる場合、むき出しのアイスをザルに載せて出してくれました。
アイスキャンデーは素朴な味で、ノスタルジックな雰囲気を味わえます。
お値段もお手軽なのでぜひ。(1本100円前後)
道の駅 丹後王国「食のみやこ」
道の駅なんですが、一般的な道の駅とは別物だと思います。
かなりの面積があり、一周すると疲れます。
一通りちゃんと見て回ると、数時間はかかるのを覚悟してください。
フラっと寄り道じゃなくて、ガチで行く場所です。
大きな広場と公園、レストラン、ホテル、変わり種自転車など、ちょっとしたテーマパークみたいになっています。
まとめ
てんきてんき村オートキャンプ場は、海水浴を楽しむのに最高のキャンプ場でした!
夏休みに、夏らしいことをしたいなら訪れるのが吉です。
美しい海の虜になること間違いなし。
総合評価 95点(夏限定)
環境
キャンプ場自体は自然に囲まれた場所にあるわけではありません。
ただ、綺麗な海があることと、川岸でゆったり出来るのでポイント高し。
アクセス
大阪から丹後半島まではやはり遠い。
高速を使えば渋滞考慮で約3時間。
高速代をケチって下道で4時間。
施設/サービス
スタッフの方はとても親切。
チェックアウトの時間を少し遅くしてもらったこともあります。(繁忙期外)
ただ、施設は全体的に年季が入った感は否めません。
リピート確率
なんだかんだで夏には絶対訪れたくなるキャンプ場。
穴場的なキャンプ場で、それほど混雑しないのも良い。
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