2020年9月4日、大阪に新たなキャンプ専門店がオープンしました!
ホームセンター「コーナン」が新たに展開するキャンプ専門店「CAMP DEPOT(キャンプデポ)」の第1号店です。
店のターゲット層は「初級者から中級者」ということで、それほど専門的な品揃えではありませんが、実店舗でQUICK CAMP(クイックキャンプ)の商品が見られるのは、キャンプデポだけ!(2020年9月時点)
ちょうどQUICK CAMP(クイックキャンプ)の商品(ポップアップ型のトラッシュボックス)が欲しかったということもあり、オープンから1週間経過したキャンプデポ鳳東町店(おおとりひがしまちてん)を訪れることにしました。
「コーナン」とは…
数年前、おしゃれキャンパーご用達の「コーナンラック」で一世を風靡したあのコーナンです。
大阪府に住んでいれば嫌でも目にするくらい、そこら中にあるホームセンターです。
大阪では、ホームセンター=コーナンと思っていただいて良いと思います。
私は、会社から帰宅する際、5件のコーナンをはしごしたこともあります。
何気に日本各地に店舗があるようです。
キャンプデポ鳳東町店
「非日常ではなく異日常の提供」をスローガンに、キャンプを楽しむことを提案するということ。
コーナンの店舗でもキャンプ用品の取り扱いは年々拡大している感じがありましたが、ついにやってくれましたね。
ホームセンターが運営するキャンプ用品店といえば、あの「WILD-1(ワイルドワン)」が有名過ぎますが、我らがコーナンも、いよいよ昨今のキャンプブームを無視できなくなったという感じなんでしょうか?
立地
こちら、もともとコーナン商事の本社事務所があった場所です。
(本社機能は移転しているそうです)
堺市西区役所のすぐそばにあります。
大きな道ではありませんが、交通量は多めです。
遠くから来た場合、近くの浜寺公園や大仙公園などでデイキャンプでもすれば良いと思います。
…混んでると思いますが。
大阪府堺市西区鳳東町6丁637番地2
・JR阪和線 鳳(おおとり)駅より 徒歩 10 分
・南海バス 西区役所前 バス停より 徒歩 3 分
・阪神高速 堺 インターより 10 分
駐車場
店の前の駐車場は、広くはないですが、すぐ隣にコーナンの本部事務所があり、そこにも駐車スペースが確保されていました。
本部側の駐車場はかなりの台数が停められるので、今後もここを使用できるなら、駐車台数は十分かと思います。
というのも、本部前の入り口の看板には、「こちらはキャンプデポの駐車場ではありません」と書いてありました。
店舗前駐車場が埋まっているときは、その先にある市役所の駐車場などを利用してくださいといった注意書きもあり、いつまでも本部前駐車場を使わせてくれるのかは不明…。
駐車場は右折進入禁止なので、北側から南下するようなルートを選ぶ方が良いです。
広さ
店舗の面積としては、そこまで大きくはないかなと言った感じです。
店内をくまなく見ても2時間かからないと思います。
ヨドバシ梅田のアウトドアコーナーの方が時間が潰せそうな気がします。
店の雰囲気
店のターゲット層が「初級者から中級者」という通り、適度にライトな印象です。
キャンプ初心者でも気軽に立ち寄りやすいと思います。
商品ラインナップとしても、メインターゲットはやはりファミリー層かと思われます。
そのため、お店もファミリー向けの明るくフレンドリーな雰囲気でした。
店内はそれなりに混雑していましたが、比較的通路が広くとられているので、結構広々した感じです。
面積の割に商品数が少ないという捉え方も出来ますが…
取り扱い商品
キャンプ用品8割、アパレル2割くらいですかね。
取り扱いブランドはそれほど多くはない印象。
注目すべきは、ネット販売がメインの「クイックキャンプ」が実店舗に展示されている点。
また、コールマンのマスターシリーズ正規取扱店です。
品揃えが充実していたブランドを一部ご紹介。
QUICK CAMP(クイックキャンプ)
キャンプデポの注目ポイントといえば、やはりクイックキャンプが店頭販売されていることですね。
テントやコット、流行りの陣幕や焚火系ギア、キャリーカートなどの展示がありました。
全体的に流行りのミリタリー系カラーで統一。
見た目もコスパも良さげ。
クイックキャンプは、もともと、株式会社eSPORTSが楽天市場やAmazonで直売しているプライベートブランド。
大手ブランドで人気のキャンプ用品をお手頃価格で後出しする系のブランドですが、最近は、デザインや色使いが良く、良い商品が増えてきた印象を受けます。←褒めているのか、けなしているのか…
ちなみに、私は割とクイックキャンプ好きで、数年前からユーザーです。
以前より愛用している、クイックキャンプの車中泊マット8㎝。
極厚のインフレータブルマットで、もちろんテント泊でも使えます。
これがあれば、石ゴロゴロの砂利サイトでもぐっすり寝れるのに、安い!
あまり使ってないですが、エメラルドグリーンのド派手なワンタッチシェードも持ってます。
でも、これは微妙だったかな…
キャンプデポ訪問時には、クイックアップトラッシュボックスを購入しちゃいました。
Coleman(コールマン)
キャンプブランドといえば、やはりコールマンですね。
タフスクリーン2ルームハウス(ダークルームテクノロジー)の展示と、マスターシリーズのバタフライテーブルや、チェア類の展示がありました。
ダークルームは本当に真っ暗ですね。
明るくても五月蠅くてもぐっすり眠れる私としては、あんなに暗いと昼まで起きれないような気がして怖いです。
コールマンといえば、私がキャンプを始めた2010年頃から、じわじわと価格統制を始め、値引きして販売していると、会社へ電話がかかってきたりしてました。
そして、ついには独占禁止法違反で排除措置命令も受けたり…
(スノーピークやユニフレームなんかも価格縛りはあるんですけど…)
でも、その甲斐あってか、安売りブランドイメージはずいぶん改善されたように思います。←褒めているのか、けなしているのか…
もちろん、コールマン製品はいろいろと使わせてもらってます。
特に、マスターシリーズのバタフライテーブルは、積載が許すならオススメの逸品です。
CHUMS(チャムス)
おしゃれで可愛いアイテムが多いチャムス。
やたらカラフルなタープやクーラーボックス、特大ロゴ入りシュラフ、小物などがたくさん並んでました。
テントの展示もあり、チャムスアイテムは結構充実していた印象です。
個人的には、フェスとか好きそうな人が着てそうなアパレルブランドというイメージでしたが、いつからこんなにキャンプ用品が増えたんですかね。
チャムスの商品は、オシャレ可愛すぎて、なかなか手が出ません。
というか、品質の割に高くないですか…←褒めているのか、けなしているのか…
Oregonian Camper(オレゴニアンキャンパー)
オレゴニアンキャンパーの取り扱いも多かったです。
ポールケース、メスティンケースなど、様々なケースやバッグが置いてありました。
カモ柄と、ミリタリーテイストのディテールをふんだんに取り入れており、ちょっとした巾着袋でもいちいちカッコ良いのです。
ただ、MADE IN USAのタフなギアかと思わせて、ほぼMADE IN CHINA。
手に取ると、PPテープなども結構ふにゃふにゃな感じで、あくまでミリタリー“風”なんだな…って思いました。←もはや褒めてない…?
文句ばっかり言いながら、難燃素材の子供用ブランケットを購入しております。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
コスパ良しで人気のキャプテンスタッグ。
普通のホームセンターでも色々と見かけますが、テント各種を始め、ランタンやら様々な商品が並んでいました。
キャプテンスタッグといえば、コスパと実用性といったイメージですが、最近はオシャレ路線へも展開を広げようとしている感じですね。
なんか違うと感じてしまうんですが、どうなんですかね?←もはや褒めてない。
その他
長くなりすぎるので、ここからはダイジェストで…
調理器具や食器類
調理器具や食器はそれなりに置いてあったように思います。
ランタン
ランタン系や冬キャン用のストーブなどもあります。
アパレル
アパレル、バッグ、シューズ類はそれほど充実はしてませんでした。
キッズサイズなどはほぼ無しでしたね。
ブランドとしては、コロンビア、マーモットなどの取り扱いが主でしたが、これならご近所のスポーツ量販店へいく方が充実していると思います。
ヘリーハンセンがあったので、ゴールドウィン繋がりで、ノースフェイスなんかも今後は取り扱っていくんでしょうか?
個人的には、FITSのソックスに食いつきました。
メリノウールのソックスは、一度はいたらやめられません…
ポータブル電源、車中泊グッズ
ポータブル電源やマキタのテレビも展示されてました。
刃物類
薪割はしないので、刃物のことは詳しく分かりませんが、「みきかじや村」のナタやナイフの取り扱いもありました。
ちなみに、コーナンには、SOUTHERNPORT(サザンポート)というアウトドア系商品のプライベートブランドもあります。
安かろう悪かろう的なとこもあるので、さすがに置かないのかな…?
キャンプデポで、サザンポートの商品は見かけなかった気がします。たぶん。
昔、コーナンでサザンポートのステッカーが10円投げ売りされていたのは鮮明に覚えているんですけどね…
オススメな点
クイックキャンプの商品を直に見られる
ネットでしか買えない商品を直接手に取ったり、送料をかけずに購入出来るのがありがたいですね。
クイックキャンプの今後の展開には少し期待しております。
キャンプ初心者でも気負わなくて良いライトさ
キャンプデポは、WILD-1よりも遥かにライトな層をターゲットにしたお店だと思います。
そのため、キャンプ初心者でも気負わず店内をフラフラ出来ると思います。
個人的な話ですが、常連が集うマニアックな雰囲気のお店や、オシャレすぎてドレスコードでNGくらいそうなお店が苦手な私としては、これくらいの緩さがちょうど良いです。
イマイチな点
品揃えがやや単調
取り扱いブランドが少なく、ラインナップはまだまだに感じます。
ネームバリューがあるキャンプブランドのほとんどは、まだ取り扱いがないような状態ですからね。
1つのブランドに対してのラインナップはそれなりに充実しているので、今後に期待したいところ。
目新しいものは少ない
ある程度、道具が揃っている状態だと目新しいものがほとんどありません。
欲しいけど、値段が高くて買えない物は結構ありましたけど…
テントの展示が少なめ
店の面積とも関係あるのかもしれないですが、テントの展示は3つくらいでした。
どうせなら、2階建てにして、テントをたくさん展示して欲しかったですね。
定価販売な件…
全部を見たわけじゃないんですけど、基本的に定価販売な感じです。
お値段が安いに越したことはないですよね…
薪なども売っていましたが、安くはないです。
まとめ
というわけで、キャンプデポの第1号店(鳳東町店)を訪れた感想でした。
一言でいうと、「今後に期待」
そもそも、大阪在住キャンパーの悲願の1つが、WILD-1の大阪進出だと思うんですよね。
でも全然こないので、キャンプデポ で我慢してやる 歓迎しますって感じ!
率直に言うと、取り扱い商品のラインナップ的にも、キャンプ専門店としてはまだまだだと思います。
同じ堺にあるヒマラヤとかの方がまだ充実してる感じがありますね。
今後期待すること
品揃えの少なさはやはりネックなので、スポーツ量販店でも取り扱っているようなメジャーブランドは最低でも網羅していただきたい。
特に、ネットで価格統制しているようなブランド(ユニフレーム、スノーピーク etc)は、実店舗でもしっかり売れると思うので是非。
その他、注目したいのは、コーナンが自社ブランドを作ったりするのかですね。
現状あるプライベートブランドの「サザンポート」は正直、安かろう悪かろうの代表みたいな感じですが…
会社の規模的に、本気出せば色々やれそうなので、キャンプに詳しい人にしっかり監修してもらって、見た目もコスパも良い商品を開発していってくれれば良いなぁ…(妄想)
あとは、キャンプデポの柱の1つになりそうなクイックキャンプ。
ONOE(尾上製作所)とコラボアイテムも出したりするようなので、今後も期待。
大阪繋がりということで、DOD(本社は東大阪)なんかを実店舗販売したりすると、もうちょっと注目されそうな気もするが…
とりあえず、頑張って欲しい。
なんか批判的なこといっぱい書いたのは、愛ゆえに。
結局そこよな。
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